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「終わり方」を考える時間

Facebookでもあげたのだが、一冊の本を読み
今の自分の考えとあまりにもシンクロし、何年ぶりかにブログを書いてみようと思った。

今月の12日で57歳を迎える。
後3年で、俗に言う「還暦」というやつである。
まあ、世の中の平均寿命を考えれば、まだまだ生きることになるのだろうが、私の家系は男子は70歳くらいで亡くなっていることを考えると、こればっかりはわからない。
そんな年代になって、最近「生き方」を考えることから「終わり方」を考えることが多くなってきた。

自分がこの世に生を受けたことに、何らかの意味を残したく
どちらかといえば、猪突猛進型で自分の成功イメージをもって走ってきた人生であったのが、
自分がいない世界を生きるであろう「妻」、「子供たち」が少しでも「幸福」な人生を歩むことが出来るようにと考えるようになったのである。

また、自分がやってきたことに対しても・・・・・・

それは、自分の生きた「証」を残すといったものではなく




今、私は元気である。(多分・・・・・)
だからこそ今、考えたいと強く思う。

私の父は、とても元気であった。
ある日、人間ドッグで肺に影がみつかった
手術、抗がん剤とそこからの父の5年間は副作用との闘いであった

好きな鮎釣りも囲碁もゴルフもほとんどできず
ましてや、母親や子供たちのことを考える余裕も無く

それが「幸福」であったかどうか?

でも、生きたかったのだと思う
それは、「終わり方」を考える時間がなかったから。
そして、私は「生きて」欲しいと強く願った。


私は、最後まで自分らしく生き切りたいと思う。
そのために、自分がいない世界のことをきっちりと考えておきたい
そう「終わり方」である。

とはいっても、最後の最後には
「やっぱり、もう少し生きたい。」と思うのかもしれない。


いや、そうありたいとさえ思うのである。
それが「幸福」な人生であるから。


・・・・・
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