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恩師の残してくれたものから考える。 [福祉住環境]

私が心から尊敬してやまない恩師が亡くなられた。
76才・・・・・・・・・若すぎるやろ!!!!

本当に、いろいろ教わってきた。
この方の生き様には「男の美学」があり、少しでも近づきたいと考えていた。
私とは、まったく違う世界で生きてこられたが、半端なく尊敬していた。。。。

すごく影響を受けた教え。

我が恩師曰く
「人間はな、あれこれでけへんのや。」
「若い頃は、いろいろな可能性を試すのは多いにOKや。
でもな、ええ年なったらな己の色、ちゃんと決めへんと、ええ色でえへんで。そうなったらな、他の色を潰してしまうんや。」
「色きめたらな、それが自分の生き様やと、めい一杯主張することが結局、回りも引き立たせることにつながるんや。」

「でもな、何でもかんでも、入ろうとしたらあかんで。その絵にはな必要の無い色も当然にあるときもあんねんから、そんな時は無色透明になりや。そこの見極めが出来てこそ、はじめてのプロよ。」とも

そんな恩師が亡くなられ
今一度、自分自身に問いかける

自分の色ははっきりとしているだろうか、何色なのだ? 必要の無いステージでも、自分の色を主張しすぎてはいないだろうか?

結果・・・・・・

私は、やはり私でしかない。
両親の子であり、子供達の親であり、女房の夫であること、当然ながらそれらを全うしつつ
社会の中での戻るところは、福祉住環境のステージの中で建築士としての輝く色でありたいと思う。

先生は、最後もやはり、わたし自身に「気付き」を当てて頂けた。

「感謝」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そして、自分の理想とする「まち」を創り上げようと、もっと広く社会に目を向けたとき
社会の中の絵画にも、「画家」は存在してはいけないとも思う。
その一つ、ひとつの色が自主性をもって全体を見極めていくことが大事であり、その全体像を皆で創り上げていくことこそが必要ある。
であってはじめて、和亜つぃが理想とする「福祉住環境」の創造が可能になる。

そして、その中からリーダーが生まれる。

まさに、「ガバメント」ではなく「ガバナンス」である。
「リーダー」が「画家」と勘違いしたときに「独裁」は始まる。

そして、自分色のはっきりしない人間には「リーダーシップ」は取れない
「リーダーシップ」の無いところに、調整力やコーディネート力は存在しない。

またまた、改めて考えさせられる。

自分は、「画家」ではなく「リーダー」として動けているかと。
福祉住環境ステージの建築士として、

「人間はな、あれこれでけへんのや。」


だから。


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第三回被災地住環境改善事業 [福祉住環境]

11月12日から14日までの間、被災地住環境改善事業に宮城県仙台市、岩沼市に行って来た。
今年、4月27日〜29日に事前ニーズ調査に伺い、6月02日に第一陣として大阪から車で作業のために宮城県入りをした。
間に福島県を一回はさんでの、今回は宮城県としても三回目の支援活動であったが、まずもって仙台空港・仙台市内の、復興のスピードにおどろかされた。
過去、二回とはうって変わって逆に震災の爪痕を探すことが困難な位でもあった。

しかし、仙台市内から離れれば離れるほど、海岸線に近づけば近づくほど。。。。。。。。
確かに、瓦礫等の処理は進んではいるのだが「まち」への復興への歩みはまだ、見て取れなかった。

初日、まずは震災で被害があり、まだ修復できていない一般住宅の修理に回り、昼からは仮設住宅でグループホームを仮再開されているところへ訪問し、ニーズの調査を行った。
仙台市の長町というところに、仮設住宅と言うか、仮設グループホームが2ユニット分で約18名の方が利用されている。
かなりの設備が仮設とはいえ常備されており、震災前に利用していた環境とは、大きな差は無いようであった。
しかし、仮設へ移ってきた直後は、新しい環境に利用者の皆さんが、なかなか慣れずに問題が多かったそうである。
しかし、あくまでも仮設であるために、早くて2年では、また移動せざるを得ない状況であり、今後の問題も多くあるようであった。
ニーズとしては、やはり冬を前にしての寒さ対策、窓の結露問題等々であり、次の日に結露防止のシートやスプレーで作業をさせていただくむねをお話して後にした。

夜は、復興支援ということで仙台市内に宿泊し仙台のまちにでたが、本当に多くの人がまちに溢れ、
地元の人、支援に来ている人等々で賑やかであった。
しかし、その賑やかさを見るにつけて、午前中に訪れた仙台市内以外の地域の実情とは、かなり違うなという感があり、この地域ギャップをどう埋めるかも課題の一つであるように感じ取れた。

二日目は、閖上地区を訪問し現状を視察し、午後からは昨日訪れたグループホームでの作業、また引き続き一般住宅の修理というように作業中心の一日であった。

三日目、仙台市より北上し多賀城市・塩竃市・松島と視察にまわった。
それぞれが、ところどころに爪痕を残してはいるが、力強い復興への意気込みを感じた。
しかし、一方で仮設住宅に目をむけると、冬への対策が宮城県は成されていない所が多く残り、急激な冷え込みが今後予想される中で早急な対策が必要であると強く感じる。

まちの中では、すでにあらゆる店は営業しているので、ほとんどのものは手に入るのだが
聞けば、自分で暖をとるために購入したものは補助対象からはずれるという。
震災で経済的にもしんどい状態では、待たざるを得ない。

我々の動きは、本当に超微力ではあるが
そういった人達に直接、一人でもいいから一カ所でもいいから防露シートを貼る、断熱スプレーを塗る、手すりをつける、ほっかいろを手渡す、湯たんぽを手渡す等々。
そして、いろいろな所で経済復興に協力をする。

そんな非効率なといった声もあるかもしれないが

私は、必要性を感じてやまない。
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ネットワーク会議にかける「想い」 [福祉住環境]

12月10日(土)〜11日(日)にかけて、福祉住環境(FJC)ネットワーク会議の全国大会が広島で開催される。http://www.u-bappu.jp/index.php/hirosim今年で11回目をむかえるこの大会。
全国の福祉住環境に何らかの価値観を見出し、地域に密着した形で活動している団体や個人が参加する。

この11年間を考えてみると、新しく参加された団体、解散したり、会議をやめた団体等の増減はあるものの、基本的に思い(想い)を共有した団体や人で構成されている。

あくまでも、活動は地元をベースにおきながら、広い視野で見ることも忘れてはならないという考え(アクト ローカル、シンク グローバル)を基本に活動してきた。

そのような中・・・・・・・・・

果たして思い(想い)を共有するだけで、11年間もゆるやかなネットワークが続くのであろうか?

これが、事務局をずっと担ってきた我々の課題であった。

故に、事務局をになってきた当NPOは
全体的に思い(想い)を共有できるしかけを考えると共に、各地域の事業の一助になりかつ会議体としてのモチベーションにも繋がる事業を提案したり、開催できるような繋がりも持ってきた。
そして、特に会議対としての事業に関しては、一歩踏み込んでコンセンサスをはかって事務局としては動いてきた。

具体的に言えば
思い(想い)を共有できるしかけが、この全国大会、HP
会議体として事業が、協会等との協働事業や事務局提案の事業
である。

各地域の団体が個別に展開されている事業であれば、会議体としては、思い(想い)の共有が出来ている訳だから、なにかの形で協力をおしむことなく、また各地域の団体の要請にしたがって動けばいいことである。
また、様々なマッチングにも、そして当NPOに求められるものも惜しみなく協力できる。

そして、全国大会で互いを高めあい、あらたな思い(想い)を共有し次の年に繋げる。

ただ、会議体全体を考えて事務局が主となって事業提案を行っているものに関しては、私はその一つひとつに議長や事務局とのコンセンサスが必要であると考える。
思い(想い)の共有だけで、展開されると会議体全体の視野から提案している事業であるからに、当然、会議全体の動きに支障をきたす。

とはいっても、あれこれ口をだすということでは無い。

今、会議体としてどういった方向を持っているのか?
また、とりまく状況はどのようになっているのか?

そういったことを共に考えた上できっちりとしてコンセンサスをとり、事業を展開する必要があると考えている。
ようするに、ネットワーク会議的に考えていただく柱を一本、持って頂くと言うことである。
そこさえ、あればもちろん独自で展開していただく方が、事務局てきにもありがたい。



自分自身、それが浸透しうまくネットワークに血液が流れていると思ってきた。
また、そうすることが事務局としての役割であり、目的でもある。(ネットワーク会議全体の目的に関して、考えれば手段であるが・・・)

しかし、10年を過ぎると




やはり、血栓が出現してくる。

血液の流れをよくするために、昨年来から、運営体制を変更している。
(まあ、思い(想い)を共有すら出来ていない、ところには引いてもらう覚悟ですが!)

来年、その体制での展開が二年目を迎える。


まだまだ、成熟していないこの会議体。

エントロフィーの法則のごとく、破滅に向かうには、ちょっと早い。
まだまだ、事務局としての力およばずの所は、多々ある。

でもって、来年一年。

ネットワーク会議を取りまく環境が大きく変わりそうである
自分なりに、覚悟 を決めた一年としたいと考えている。


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FJCの可能性を見出すために。 [福祉住環境]

高齢者・障害者・子育て世帯居住安定化推進事業の中のケア連携型バリアフリー改修体制整備事業へ
「持続型居住安定化のためのバリアフリー改修支援事業」という事業名称でエントリーしていた。

昨年から始まっている事業であるが、関東の方でエントリーのお手伝いをした経緯があり、それならば地元でエントリーしようと決めた。
また、大阪だけではおもしろくないので、ネットワーク会議の中でわたし自身が役員をさせていただいているNPO法人の二つ(高知と札幌)も同時に行い、それによってネットワーク会議全体が活性化し、継続して応募をつのる事業であるから、後の地域が入って気安くしておこうとの狙いもあった。

エントリーしたケア連携型バリアフリー改修体制整備事業は、自分たちがまさしく今まで、やってきたことであり、これからの可能性をかんじざるにはを得ないものでもあった。

そして、いつものパターンで自らを追い込む。

申請書の量等々にびびりながら。
日本語の難しさを再度、認識しながら。
のエントリー作業であったが、そんなそぶりは一切みせず。

あちらこちらで講演をさせていただく時にも
「私達は、まずはこの事業にエントリーしニーズを獲得し今までのスキルを発揮することで、マーケットを創造していきます。」
「厚労働系ばかりを見ずに、国交省系の中にもFJCとして活躍ステージはあります。見逃さずに!」
と採択されなかった時のことなど一切考えずに、
自分達の事業は採択されると信じ切って、

突き進んできた。

コンペでは無く、一定の要件が整っていれば大丈夫であるとはいえ・・・・・・・・


不安。





であった。


それが、全3地域とも採択された。
実は、久々にプレッシャーを感じていただけに


正直



「とても、とてもうれしかった。」


事業の詳細は高齢者・障害者・子育て世帯居住安定化推進事業HPご覧になって下さい。

次は、またまた膨大な補助申請の書類との格闘がまっております。


それにしても、全国のFJCの皆さん。
本当に、チャンスだと思います。

事業申請なんて、やったことないから・・・・・
いや〜、うちは行政ともも一つ繋がりないし・・・・・
法人でもないから・・・・・

やってみましょうよ!
お手伝いします。(久しぶりにネットワーク会議立ち上げの時のモチベーションが戻りました。)

法人各は無くてもできます。
NPO法人でなく株式や有限でも可能です。

フィーを確保しつつ、FJCの必要性を各種専門職にわかってもらえるチャンスだと考えています。
全国のあちらこちらでFJCがかかわった、住環境整備の効果を普及していくチャンスでもあります。

まさしく、わたし自身がいつも言っている。
「ニーズの獲得」
「スキルの発信」
このチャンスであり、そのシステムを構築できるきっかけでもあります。

さあ、皆さん。
がんばりましょう!!!!!!
FJCの可能性を見出すために。




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さりげない・・うれしいのです。。 [福祉住環境]

仕事柄、沢山のメーカーの手すり部材を使用する。
「ここ」と絶対的に決めているメーカーは無く、基本的には対象者の方にとってもっともベストに近い商品をチョイスしている。
握りごこち・直径・ティンプルの状態・色・施工性・部材バリエーションといった基準である。
そして、価格という基準も大事な要素である。
特に、かなりの本数が必要であり、かつ介護保険住宅改修の20万円までで抑えないと行けない場合などは、機能は優先するにしてもデザイン等はがまんしてもらうといったケースも少なくない。

また、任せされるといったケースも多い。

その時には、最近イズミというメーカの手すりを使っている。http://www.izumi-web.com/
コストも抑えられるし発注が楽である。
また、発注後の次の日には入ってくるといったフットワークの良さも魅力である。
もちろん手すり自体の性能は基本的な部分は備わっている。

水回り手すりが直径35mmしかないのが辛いのだが、水回りにも使えるアルミベース材もある。

そして、なによりメーカーのちょっとした心使いがうれしいのである。
今日でも、実は発注忘れをしていた部材を昨日に注文し何とか午前中にいれて欲しいと無理をいったら
基本的には日の指定ができても、時間指定が出来ないということなのだが、出来る限りのこと(午前指定シール等)を対応してくれ、なんと本日の午前10時には事務所に届いた。

また、部材の箱を開けると。


さりげなく・・・・

写真.JPG

こういったことって、結構うれしいのです。


まあ、それぞれに好みのメーカーがあるかとは思いますが。
一度、お試しあれ。
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悪徳リフォームの相談が増えてきた。 [福祉住環境]

ここ最近、またもや悪徳リフォームの相談が増えてきた。
東日本大震災をうけて不安になっておられる高齢者、また火災報知器、地デジ等々世の中がなんとなく変わってきて、今一よく理解できずに不安になっている方等々を狙った物が多い。

耐震補強工事  1式  ¥850,000.

なんていう見積らしきものがまかり通っている。
工事の内容は、外部から四隅の柱にL型金物を取り付ける。(6カ所)
内外壁のクラークをコーキング。
屋根裏の小屋束をT字金物を取り付ける。(4カ所)

のみである・・・・・・・・・・・。

その前後には空き巣に入られているようだ。



訪問販売でも沢山の健康食品系のものが・・・・・。

どうしたものだろうか。
今回は、私の事務所の本当に近くである。
当事者のこともよく、よく知っている。

でも結局、後手にまわってしまった。

それと、最近どうもメーカーが悪徳な業者に荷担しているようなあやしげな商品がある。
これだけ情報が公開されているのにも関わらず、一切、定価的な表示がなく、効能や効果ばかりを発信している。
確証がないので具体的な名称はいくら個人的なブログとは言え、控えさせていただくが

ようするに靴の中敷きでにおいを取るものの大型番的なものである。
HP上では、臭い、湿気、ホルムアルデヒドまでおも吸収するらしい・・・・・・・

メーカに問い合わしても、なかなか価格は言ってくれない。
あの手この手で、調べに調べて、私の会社が買えば一枚¥400.也がわかった。


とあるリフォーム会社の見積には、一枚¥15,000.
それに施工費である。
(放射能にも効果があるとも言われている)なんて、手書きの注釈までご丁寧に書いてあった。


む〜む、なんだかな。

今年に入ってから、この手の相談は減っていたので、落ち着いたかと思っていたのに。

ちょっと、仕切直して。
まだまだ、役割が終わっていないことを再認識して

動いて行くとしますか。



訪問販売、正式な書類はかわしていない(当然、クーリングオフの説明も無し)ということで、工事は終わっていてもリセットできるのだが。

当事者が、理解していただけたとしても、そこまではと思ってしまう。

ましてや、なかなかだまされたことを受容されない場合が多い。

地域の方々と共に、ゆっくりと人間関係を再構築して
今後は、被害が広がらないようにだけはと・・・・・・・・。

にしても、相談のあった家の全てに、悪徳商法撲滅何とか的なステッカーが貼ってある。
私には、ステッカーの意味が未だにわからない。
防止や予防ではなく、悪徳リフォーム屋に教えているような・・・そんな気がするのは、私だけでしょうか?



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新セミナーのテキスト完成。 [福祉住環境]

被災地への支援活動と国交省の事業へのエントリーが重なり、結構なオーバーワークの日々が続いていたのですが、もう一つ、忘れてはいけないものがありました。

そう今回、福祉住環境コーディネーター協会主催で当法人の企画運営で開催しているFJCすきるアップセミナーの新しいセミナーを7月に開催するにあたってのテキストつくりです。
今までは、建築系の見積・図面といった内容、疾病別の住環境整備、福祉用具等々の内容で行ってきたのですが、過去のアンケートをもとに今回は
「介護保険住宅改修 20万円でどこまででいるのか?」
と題して、介護保険住宅改修の制度の復習から主に20万円でできる住宅改修の量、そして重要視するポイントによってはその量の増減が可能であることなどを事例を通して学んでいこうというものです。

第一回は大阪で7月23日に開催するのですが、結構な人気がありすでに定員一杯、第二弾、三弾と各地で開催していこうと考えています。

まあ、なにはともあれテキストが出来上がって「ほっと・・」
後は、NPOの府への報告書の段取りが終われば、7月後半の被災地支援事業、そして豊中まつり一直線となります。
今年の夏も、どうやら暑く、熱い夏となりそうです。

表紙と一部抜粋を乗せておきます。

介護テキスト表紙.jpg
介護テキストP14.jpg

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被災地の住環境改善支援事業二・三日目 [福祉住環境]

二日目は、グループホーム班は仙台市内の被災された身体機能の低下された高齢者を向かいいれるためにハードの整備が必要となったグループホームや地震により建具等が壊れ浴室に入ることが出来なくなったグループホーム等の支援に行った。
1グループ2手すり.JPG1手すり使用2.JPG1グループ2手すり2.JPG1手すり使用1.JPG
今までは、認知はあるが身体機能はしっかりとされている方々の利用であったが、今回は新たに被災された方々の受け入れのための手すり設置であったが、設置すると直ぐに使用され、「助かったよ」と声をかけていただいた。
また、余震がつづくなか家具等の転倒による二次災害が気になられており、転倒防止策もおこなってきた。1グループ2突っ張り.JPG1家具金物1.JPG
次に向かったのが、余震で浴室への引き戸が開かなくなってしまい入浴サービスを提供できなかったり、収納の扉が開かなくなったりと日々のサービスに支障をきたしているグループホームに伺い、修理等で対応した。収納チェック.JPG1建具施工中2.JPG1建具施工中1.JPG
その後、岩沼市の仮設住宅へ調査並びに支援に行っていた仮設住宅班と合流し、岩沼市での活動を行った。仮設住宅に入居されている皆さんへの聞き取り調査、引っ越されてきている方のお手伝い、そして簡易な形での手すり設置等々の活動を現地に入っている、福祉住環境ネットワーク会議の仲間や震災ボランティアセンターの皆さんと共に行った。
岩沼スタッフ.jpg岩沼手すり確認.jpg仮設調査3岩沼.jpg仮設岩沼引越.jpg仮設調査1.jpgP1020571岩沼市ボラセン03.JPGP1020578岩沼市星の杜グラウンド_03.JPG
そして、夜は経済復興!!!!!!
P1020605_2日目夕食01.JPG

そして次に日は、一路福島県二本松市へ。
ここでも福祉住環境ネットワーク会議の仲間と待ち合わせ、日々の慰労と仮設住宅の調査に入った。
P1020631二本松杉田02.JPGP1020626二本松平石小G01.JPGP1020634二本松杉田05.JPG
特徴的なのは、風除室が玄関の前に設けられており風の強い地域であることがわかる。
各地域の仮設住宅を細かく今回チェックしてきたが、それぞれが地域性といううか違いといううかがある。しかし、一律に言えることは仮設の域をでていないことである。
しかし、ここから数年間生活される場であることに変わりなく、形仮設であろうがなかろうが自分たちの生活や暮らしに合った形にすることが、結果的には意欲を失うことなく復興へむけて走り出すことができるのではと強く感じた。

私達の活動も始まったばかりであり、震災直後から阪神大震災の経験上、気になっていたことである被災地の住環境特に仮設住宅等の住環境向上の必要性が、このところやっとマスコミでも取り上げられている。是非とも、復興のための基盤ともいえる住居の環境向上、そして震災関連死を防ぐためにも継続した形で本事業を行っていきたいと強く感じた。

そして、やはり福島の最終日も経済復興支援(笑)
P1020624二本松そば.JPG
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被災地の住環境改善支援事業一日目 [福祉住環境]

6月2日から仙台市・岩沼市・名取市の宮城県、及び福島県の二本松市へNPOの仲間と被災地の住環境向上のための支援に行ってきた。
今回の目的は、「震災関連死や余震による二次災害を防ぐ」
ということであり、入居が始まっている仮設住宅への支援並びにニーズ調査、被災し仮設への移転を余儀なくされたグループホームへの支援がメインであった。
材料や道具の積載と経費を削減するために飛行機組と車組に分かれて車組は、850kmを10時間かけて向かった。
途中、福井県のネットワーク会議のメンバーと鯖江で合流。
現地で岩手のネットワークメンバーと合流。
事前にニーズ調査の時にお世話になった宮城県の仲間と共に、まず一日目は、グループホームの支援と仙台市、名取市の仮設住宅のニーズ調査を2グループに分かれて行った。
「グループホーム班」
従来のグループホームが被災し、津波で入居者の方も数名お亡くなりになられた。
避難所には、認知の関係でなかなかなじめず、なんとか仮設で入居者の皆さんの介助をされてきたが、やはりなじめないといった状況であった。
そこで、なんとか民家を借りることが出来、仮再開を考えたが、手すりも何もなくそのままでは生活するには危険がいっぱいであるという状況であった。

そこで、住環境の改善のために、手すり設置を行った。
P1020522_6月3日AM.JPGP1020524_6月3日AM.JPG
2件グループホームを回り余震対応のための家具転倒防止作業を終え、「仮設住宅班」と合流した。

「仮設住宅班」
下増田飯塚地区仮設住宅集会施設において、名取市職員(名取市仮設住宅管理室 太田氏)と面会。
太田氏の談によれば、「仮設住宅のハードウェアについては、傷をつけない・汚さないことを原則とする旨の指示が宮城県から出されており、入居者へもそう説明されている。」とのこと。
事前の聞き取りとは、かけ離れた話しにとまどいながらも、以降の協力をお願いしつつ、個別の聞き取り。

入居済み家族(夫婦)を見つけて、話しを聞いたところ、「地震そのものでは大きな被害は無く、全部津波でした。」とのこと。まだまだ、余震に対しての今後の対策やこれからの住環境を考える余裕なく、震災当日の戦慄なイメージが残っていると感じた。
15:00頃〜 宮城県仙台市 若林区荒井(荒井小学校用地 130戸) 
入居済み家族(夫婦)に話しを聞くと、夫人は足が悪く、杖を使って歩行されていたが、バリアフリータイプ住宅(玄関入口段差約400mmを、勾配1/10程度のスロープで上るもの)
の抽選に漏れたため、通常タイプ住宅(階段2段で上るもの)に入居されていた。階段部分には手摺がなく、杖を使いながらの歩行は、見るからに安定感がなく危険を感じさせた。
P1020543若林区荒井04.JPGP1020542若林区荒井03.JPG
自分で手摺棒を買ってこられていて、どうにかして付けようとあれこれ思案をされている様子であったが、ここも宮城県からの通達で入居時に
・釘一本、打つな。
・汚すな
と釘を刺されているということで、大変に困っておられた。
突っ張りや挟み込みでの固定する材料を持っていなかったために、名刺を渡し次回に来たときにもう一度、伺うむねをお話をし一日目を終了した。

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被災地住環境支援事業の事前調査 [福祉住環境]

先月の27日から数日間、今回の被災地住環境支援事業の事前調査として宮城県の仙台市、名取市に行ってきました。
まず、東京での仕事を終えて翌日に飛行機で仙台空港へ
震災直後の映像からは比べものにならない状況に驚かされました。
アメリカ軍の決死の復興支援によってなし得た、短期間での空港再開・・・・力強さを実感。

そこからバスで、名取市を経由し一旦、仙台市内に
仙台市内は、駅が被害をうけ復旧の最中である以外は、まちとしての平常を見た目は、取り戻している印象でありました。

そして宮城の仲間と共に、まずは今回の事業の対象と考えている名取市へ

名取市役所の横にある震災ボランティアセンターで今回の事業の趣旨を説明し、ニーズがあれば連絡欲しいと伝えた。
その後、一番被害の大きかった閖上地区へ
東日本大震災発生直後に名取川を遡っていく津波によって、まち全体が飲み込まれていく映像が流された地域です。

受けた印象は、戦時中さながら。

自衛隊のトラックは頻繁に通るし、空にはヘリコプター
そして、なによりも一つの町がまったく消滅しているような状況である。
IMGP2550.JPG
ここは、住宅が建ち並び、朝市が開催されていた地区の中心部分である。50日ほど前は・・・
IMGP2555.JPG
その中にぽつんと小さな山、そして一本の木。
そこに被災者の方々が花を持って訪れていた。
IMGP2571.JPGIMGP2545.JPG
住民の皆さんは、近くの避難所におられ日々、現場に足を運び自分たちの生きてきた、軌跡を探し続けられています。4月の後半から仮設住宅の着工がはじまり、じょじょにではありまが復興への道が始まっているなとの感もあります。
 また、この大自然の驚異の前では無力感に襲われることは当然ではありますが、その中でそれぞれの立場で奮闘しておられる一般ボランティアの皆さんや専門職の皆さんの行動力、そしてなによりも被災された皆さんの強さはわたし自身、逆に勇気をいただくことが出来ました。

山形からきておられる写真屋さんは、ひとりで被災された皆さんが少しでも見つけやすいようにと、避難所におかれている写真をアルバムにして壁にかけておられました。

何もできないけど、自分はマッサージならということで、東京から血栓をつくらないようにとマッサージを提供しにきている方もいらっしゃいました。

そんな中、わたし自身は建築の専門職として福祉住環境コーディネーターとして役割を考えた場合、
「出来ること。」「必要とされていること。」
沢山あると実感しました。

特に、今からが・・・・

確かに、現地の邪魔になることは避けなければ行けません。
しかし、現地にニーズがあるかどうか、また隠れたニーズを探すには
とにかく、ボールを投げるしかありません。

自分のできること。

これを、伝える。


そして、ニーズに合わせて動く。

宮城では、七夕祭りの開催も決まり、復興へ向けてスタートがきられています。

回りがどうだ? では無く。
自分が出来ることをやる。

現地であっても、遠く離れていても。

今回は、まだ仮設住宅が完成していないところが多く、調査することはできませんでしたが、その後、グループホームや特養を訪問し自分たちが出来ることを一生懸命リサーチし帰阪しました。




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