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経験値では解らないことが一杯 [福祉住環境]

今日、障がいを持っている友達が事務所にやってきた。
脳性麻痺で昔から、てんかんの合併症がよくでていたが、非常に積極的で出来る限り、健常者と共に生きていくことを考えて生活している。
今もヘルパーさんがついているときもあるが一人の時も多く、電動車いすを巧みに操作して内の事務所にもやってくる。
しかし、まだまだ豊中のまちもバリアが多く、特に困るのは「行きはよいよい、帰りは怖い」といううように例えば、歩道も最初は段差を解消してあるのだが、途中で解消されてないために、結局、Uターンを余儀なくされることがある場合である。
まあ、そんなことをうだうだと話していたのであるが、携帯電話が出来て、本当に便利になったという会話の中で彼が
「一人の時に、携帯をかけないといけなくなったときに、必ず誰かに頼まないといけない。頼んだ人は二つのパターンで、無視する人と親切に手伝ってくれる人。」
「もちろん、手伝ってくれる人にはすごく感謝、感謝なんだけど、地元にいると後、ひとつのパターンがあるのよ。」
「それは、「もぉ、じゃまくさいな貸してみいさ、やったるから」と文句を言いながらやってくれる人、これって芳村さん、どう思います?」

「同じやるんやったら、文句いわへんかったらええのにって思うけど」と答えると。

「それが結構、私らはうれしいんですよね。対等な立場で手伝ってくれてるって思うんですよ」

そうか、そうやよな。
自分も女房からなにか頼まれたときは、一言文句を言ってしまうことってあるよな。その時「文句いわんとやってよ。」と怒られるけど。
でも、その感覚は嫌じゃない。
当然、その方がいいということではないのだけれど、健常者と障がい者との接点とあえて、分けて考えたときにそういった接点は多分、無かったな。

と改めて考えることができた。
いや〜、まだまだ経験値では解らないことが一杯である。


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