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福祉住環境の世界に身を置く者として「感動」するのであります。

数日前に新聞広告で「ベッドの横に設置できるトイレ」と名をうったTOTOの新しい商品が提案されていた。今度のHCRに出展されるそうである。

「排泄の自立が人間最大の尊厳」という観点に基づき、要介護者の精神的負担の軽減を実現させること、介護者・要介護者双方の肉体的負担を軽減し、介護の質を向上させること、転倒リスクを減らすことなどを目的として開発されたらしい。

私はTOTOのまわしものではないのだが、商品自体には今後改良も必要なこともでてくるとは思うのだが、この開発目的が素晴らしい。
そもそも、持論ではあるが
人間が生きていくために絶対に必要なものの内「だべることは陽・だすことは陰」であると思う訳であります。
食事の介護は、年齢に関わらず体調の悪いとき、ケガをしたとき等でも受け入れることは出来るのですが、排泄に関しては、なかなか難しい。
それは介護する側もそうだと思うのです。

必要であるとわかっていながらでも、従来の家の間取りは、トイレは「どこかに空いたスペースに」との考えで、階段下にあったり、スペースも最小限であったりするわけで
ダイニングキッチンや」浴室とは、扱いが全く違ってきました。

「汚い」・「はずかしい」・「臭い」

この三つが「陰」へとおしやったのです。

しかし、「陰」であるが結えに
この部分が自立出来なくなった時のQOL低下は、おしてしるべし。

ここに、昔から着眼して事業展開をしてきたTOTOという会社
おかげで、世界で一番のトイレ環境が日本には出来上がった。

便器一つにしても、追随してきているメーカーはあるのだが
コンセプトが、「洗わなくてもいい」・「施工性がいい」・「安価」等々でこれでは、言い換えれば昔のトイレの考え方を払拭することには繋がらない。
ようするに、建築よりの考えなのである。

確かに、ビジネスで考えれば建築や健康な方よりの価値観での開発もとは思うのだが

それよりも、人間としての考えで事業を展開している。
そして、望まれるものより「ひとつ上」を目指そうとする

そんな、ところに私は福祉住環境の世界に身を置く者として「感動」するのであります。

様々なご意見、あろうかと思いますが。

あくまでも「持論」ですので、ご容赦お願い致します。



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