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病院の待合の風景をみて [日常]

朝起きると、肌寒い。
つい先日、気温30度を経験したような気がするが・・・・・
やれやれ、体がついて行くのが大変である。

しかし、私は人間は歳をとると風邪をひきにくくなると思っている。

学生の頃は、必ず季節の変わり目には風邪をひいていた。
元来、のどの弱い私としては一度風邪をひくと1ヶ月くらいは咳が止まらなくて苦労した記憶がある。
最初は朝おきるとのどが痛い、そしてのどがいがらっぽくなり咳がでだす。
後はおきまりのパターンで熱、鼻水と・・・・・

歳を重ねると感染を抑える体力は確実に落ちるのに風邪がひきにくくなるのはどういうことだろうか?

多分、知恵が働くのであろうと考える。
今日のように肌寒い時には、すっと上着をはおるとか、ちょっとした経験に基づいた知恵が体力の衰えをカバーし結果、ひきにくくしている。

人間の知的体力、恐るべし!!

てなことを今、国立循環器センターの駐車場で書いている。
頭の中に爆弾を抱えている私にとって、定期検診は毎回、裁判にかかっているようなものである。
悪くなっていれば、即刻、開頭手術・・・・・・

「いやや、いやや」と思いつつ、喉元すぎれば・・・・元の生活へ。

そんな中、病院の待合の風景を何気なく先ほどまで眺めていたのだが。
いやはや、いろんなドラマがありそうな・・・・・
仕事柄、病院には結構、頻繁に訪れるのだが、その時には感じなかった風景がある。

お爺ちゃんの手を引きながら、叱咤激励するお婆ちゃん。(何故か、逆は見られなかった。)
娘に手を引いてもらっている、お爺ちゃんやお婆ちゃん。
何とも、ほほえましいと書いてしまうには、表現の乏しさを感じざるを得ない風景があった。

そんな中で小学校の1〜2年生くらいの男の子とお父さんの姿があった。

とっても不安そうな男の子の表情。
その子の肩を抱き、しっかりと手を握りしめているお父さん。
父の「この子は私が守る。」言う、決意と覚悟。
そして、無言の中にも父と共にいることだけで感じる 安心感。

その中で感じる、親子を越えた男同士の絆。

多分、子供は成長していき
自分が今度は誰かを守る時がくるのだろう・・・・・

そして、その時に父は達成感と少しの寂しさを感じるのだろう・・・


そんな風景を通して、

このお爺ちゃん、お婆ちゃん、娘さん、親子

そして、私。

誰にも、明日の命は保証されていないのかとふと感じる。

であれば、今の目の前にいる人に出来る限りの愛情を注ぎたいと改めて思った。
そして、伝えたいと思った。

子供達が20才を越え
結婚生活も25年を越え

何となく、居て当たり前の生活を送っているのだが

明日、伝えるのであれば

今日、今、ここで伝えたい。

おっと、検査の時間をすぎてしまった。
あわてて、病院内に行って参ります。
きっと、明日はあるの信じて。(←大げさ!)(←こう思うことが、ダメなのですが(笑))






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