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本当の「兄弟」に近づけるように [まつり]

「この飛行機は、着陸態勢にはいりました・・・・・・」
この機内放送の後5分程度経つと厚い雲をぬけ、眼下に東京の切子を彷彿させるようなキラキラと輝くエメラルドグリーンの海面が広がる。

その度、

「また、帰ってきた。」とぼそっといつも思う。

住宅都市として栄えてきた我がまちは、私が知っているだけでも十数年間の間、「まちのアイデンティティ」を探し続け、そして迷走してきた。
16年前に「豊中まつり」というものに関わり
その迷走の真っ直中に立つことにになった、私を含めたまつりの運営メンバーは

兄弟都市であるといったことで
そのかくなるものを沖縄市に助けを請うたのである。

沖縄文化を取り入れ、それをきっかけに豊中独自の文化を創造しようと。

もともと姉妹都市ならぬ『兄弟都市』であるのは、沖縄の「いちゃりばちょーでぇ(出会えば皆、兄弟)」という言葉に由来している。

まさしく、兄弟である。

我々の様々な申し出を全て前向きに考え、取り組んでいただけた。
今、考えれば
とんでもないことを、知らなかったとはいえ・・・・・・・・
本当に心から感謝。

今、私達は
その「兄弟」に何かを返せているのだろうかと考える。
飛行機の窓からみる景色と現実のギャップをいつも感じる。

今年、本土復帰40年である。

しかし、日本全体の米軍施設用地の74%が集中する過重な負担が続く。
米軍普天間飛行場移設問題もしかり・・・・・。

沖縄は一体、誰に返還されたのであろうか?

私のような一兵卒には、出来ることは限られている。

ただ、ただ、沖縄市を訪れ
仲間と飲み
そして、もてなしもてなされる。

そのことで、少しでも心を通わしたいと思う。
「喜び」そして「痛み」  その各々を共有出来るように少しでも近づきたい。

私は、喜びは分かち合えるが痛みや苦しみを分かち合うのは難しいと考えている。

しかし、「兄弟」なら・・・・・・・
本当の「兄弟」に近づけるように、今年もまた、沖縄へと飛ぶ。
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