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フォローアップを心がけようと強く思った。 [福祉住環境]

6年前に住環境整備をさせていただいた、Bさん。
当時で86歳だから、今は92歳である。
本当に元気なおばあちゃんで、大阪人そのままの人であった。

毎年、元気一杯の一言を添えて、年賀状をいただく。
それを見るたびに、こちらも元気をもらえる。

一昨年、やはり一人で暮らすのが不安になってきて、三重県の娘さん夫婦の元へと越されていった。

今年、年賀状がこないかったので大変、気になっていた。
先日、名古屋と岐阜で仕事があり交通手段を考えたら車の方が便利との判断で出かけた。

その途中にBさんの娘さん宅へ寄ろうと決心し
娘さんとも、住環境整備のおりに何度か大阪に出てこられていて顔見知りでもあったので、電話をさせて頂くと、やはり体調をこわして入院されているらしい。
そこで病院を聞き、お見舞いへ

病室に入ると、一発で判ってもらえた。
「どうしたん?」
「いや〜寒かったろ、わたしゃあんたも知ってのとおり、暑がりやから。扇風機を回したままうとうとしとったら、風邪ひいてもうたんよ。」
「そう、気をつけなあかんやん。それと、これお土産。」
といって、Bさんが大好きだった喜八洲のきんつばを手渡すと、満面笑みで
「お〜お、これが食べたっかった!!!」とぺろっと、2個完食
(いいのか?と不安にもなったが。。。。)

その後、大阪のいろんなことを話すと
「懐かしい、懐かしい、もう一回は戻らんとな。」と言いながら、
「芳村さん、ようきてくれたのぉ」と手をずっと握って離すことがなかった。

「じゃあ、大阪に戻るときは連絡してね。」と頼んで、病院を後にした。

そして、あれから3週間。

娘さんからBさんが亡くなったとの連絡。
よくよく聞くと、私が見舞いに行った二日後から容態が急変し、意識が戻らないまま眠るようにということであった。

「でも意識のあるうちに芳村さん、、来て下さって。母も喜んでましたよ。ありがとう。」

どれだけのBさんの人生の中で役立ったのかはわからない。
少なくとも、顔を見せたことがマイナスでは無かった。

最近、付けた手すりを外しに行くことが多い。

現状復旧というやつである。
その度に立ち会っていただいている身内の人や近所の人と亡くなられた方の話しをする。
便利に使ってくれてたのかな?
お風呂は、喜んで入ってくれていたのかな?
等々・・・・・・・・・・・・

全ての人のところにフォローアップ出来ている訳ではなく、出来ていないところの方が多いであろう。

いろんな意味も込めて、一人でも多くの方のフォローアップを心がけようと強く思った。

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